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デザイン × AIワークショップ: チャットインターフェースを超える

2024/10/04

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8月、Moonは東京とパロアルトの両スタジオで、初のデザイン×AIワークショップを開催しました。このワークショップは、より強力で創造的なビジネスアイデアを構築するために、新たなAI技術を理解し活用することを目的として、Moonの東京・パロアルトそれぞれのスタジオで開催しました。

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Design×AIチームは、LLMの長所と短所を含む基礎知識を説明し、ジェネラティブAIの使用をめぐる倫理について議論しました。その後、参加者はチャットボットのようにプロンプトを行ったり来たりするような使い方を超えたAIの活用を学び、仕事で使える独自の複雑なLLMシステムを構築しました。

 

参加者は、AIについて学ぶことも扱うことも初めての人からすでに詳しい人まで様々でした。ワークショップ終了後も多くの議論や気づきが生まれました。

 

パロアルト参加者からは「質問する機会がたくさんあり、内容をよく理解することができました」「発表はとても明快でシンプルでしたが、質問を繰り返すほどにファシリテーターのニックとダニエルが深い知識を持っていることが伝わってきました」と語りました。

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Moonのエンジニアであり、ワークショップのファシリテーターを務めたニック・シューマンはこう話します。

「参加者の目的はそれぞれでしたが、技術を自身の会社の部署が抱える具体的なニーズにどう活かせるかに関心が高い人もいました。東京とパロアルト、それぞれのワークショップで参加者から最も驚きがあった “アハ体験” は、LLMがインターネットによって学習された統計モデルであり、その構造が、ある単語を入力したあとに次の単語を予測する、入力候補予測であることを理解した瞬間でした。多くの参加者にとって、この技術的事実を理解し、それがツールとしてのLLMの有用性にどのような影響を与えるかを考えることは、思考の扉を開く大きな鍵になったと思います」。

このワークショップは、LLMがどのように機能するのかを大まかにでも理解することで、デザイナーやビジネスビルダーが、テクノロジーを適用する場所とそうでない場所について、より良い情報に基づいた意思決定を行うことに役立つという前提に立ったもの。AIの状況は急速に進化しており、常に新しいツールやテクノロジーが導入されています。MoonのDesign x AIワークショップでは、これらの新しいリソースを共に学び、探求し、革新的なビジネス創造に活かすためのヒントを提供しました。

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